フォーミングのエスキモー、フォーミングインナーブーツあれこれ!


Sidas Pu Comp Int 本体の外皮は薄く硬いタイプ。eskimoreのスタンダード。もちろんタングもフォーミング。

2011シーズンには、トランス・フォーム登場で、シダスのフォーミングインナーブーツは、3タイプになった。2013シーズンで日本国内はトランス・フォームは販売終了。

comform'able sidas フォーミング インナーブーツ

フォーミングインナーブーツ とは、通常のウレタン(スポンジ)の張り合わせのものとは大きく異なり、後部のチューブより発泡剤(発泡ウレタン)を注入しユーザーの足の形どうりのインナーブーツを作り出す優れものです。伝達性、フィット性、抜群の優れたインナーブーツです。レーサーはもとより、スキー教師、パトロール、エキスパート、中級者まではばひろく、愛用されています。最大の特長は、ウレタンがインナーブーツの中で”膨らむ”とゆうことです。一般のサーモ系(熱整形タイプ)とは大きく異なり(サーモ系は熱してスポンジを柔らかくして厚みをつぶして凹凸をつくりあげますが、フォーミングタイプは発泡剤ですから中で膨らみ隅々までイキワタリそして、スペースの多い部分は厚くなり狭い所は薄くできます。そして発泡が終わると形が変化しないことです。サーモ系は再加熱すると変形してしまいます。)高圧により成型されたウレタンは極めが細かく通常のインナーブーツよりもしっかりしていますのでインナーブーツのヘタリが少なく、より良いフィット感が長い年月楽しめます。

 

Sidas Pu Pro Foam Soft。外皮がソフトタイプ。タングはセルフモールディング。ちょいと軽くて柔らかいのが特徴。世間ではこのタイプが良く売れている。現在は廃盤。

”通常のインナーブーツは滑走中にシェルの中で前後方向、横方向にずれて動いています。”

敏感な人は気がついているかもしれませんがノーマル(通常の)インナーブーツやフルサーモのインナーブーツはブーツのシェルの中で動いています。角付けの時はインサイド側が下がるようにズレ、前傾時には後ろ方向にズレています。フォーミングのインナーブーツではインナーブーツの内側はもちろんご自身の足の形になっていますがインナーブーツの外側はブーツのシェルの内径の形になっていますのでインナーブーツがズレ動く隙間がありません。フォーミングインナーブーツにしたら”滑りが変わった。” ”ブーツが敏感になり少ない動作でスキーが反応する。”雪面の状態が足元から伝わってくる。”などは一番多く聞かれるユーザーからの反応です。

2010年テスト販売された、シダスのトランス・フォーム・コンペ。ニュータイプだ。2011シーズンいよいよ一般に発売される。2013年販売終了。

”最近のカービング技術ではブーツのサイド剛性がポイント”

鋭いカービィングターンに必要とされているのはブーツのしなやかなフレックスと強靭なサイド剛性です。フォーミングインナーブーツのウレタンは通常のインナーブーツやフルサーモのインナーブーツよりもきめ細かく硬いのでインナーブーツ全体の剛性も強くなりますのでターンはより鋭いものになります。

2012シーズン登場のPu Classic Comp。今までのPu Comp Intの次モデル。ハードスキン採用で剛性も強めのフォーミングのインナーブーツだ。本来はボディだけフォーミング仕様なのだけど、フォーミングタングをプラスしてフル・フォーミング仕様に。2014年販売終了。

Pu Classic Flex Comp  2011シーズン登場。Classicよりはソフトな生地だけど、今までのPu Softよりはしっかりとしている。これもお勧めだよね。これも本来はボディだけフォーミングなんだけど、タングのフォーミングをプラスして、フル・フォーミング仕様。スペシャルバージョンね。2014年販売終了。

薄くて固めの外皮を使用更にベロ部分(タング) も注入できより伝達性、フィット感UP!

フォーミングインナーブーツの製作は、ヒジョウにデリケートなものです。又、足もデリケートな部分です。足の全ての場所は、全て同じ圧迫に耐えれる訳ではありません。場所によって痛みが感じやすい所、もっと圧迫してほしい所、さまざまですので準備と作業にに時間をかけなければなりません。フォーミングの前準備として、足にパッティングを施します。4〜5ミリの柔らかいウレタンのパットを使います。内踝、その前方の血管、外踝、その上下の筋や骨、土踏まずの上方、第5趾、母趾、第1趾中足骨、その近辺の甲の筋や血管、踵の突起、このパッティングにより、圧迫に弱い部分をカバー出来るわけです。

最新のフォーミングインナーブーツの製作は、カーヴィング時代になって変わりつつあります。ブーツの進化とともに当然フォーミングのインナーブーツの製作やカスタムインソールの製作方法が進化しています。例えばターン中外足は角付けの動作は踵骨の外反の動作を必要とします。内反の足には外反に導くように製作します。外反の足には一旦内反方向に補正してから外反するようにしますが、外反し過ぎないように製作します。内反の方が難しいんですよね。フォーム剤注入の方法も変わりつつあります。以前のようにガチガチにしてしまうのではなく、ある程度足に運動させる余裕を持たせます。勿論以前のガチガチを好むスキーヤーもいるでしょうけど。最近のトレンドはナローシェイブのなシェルで、薄めのフォームインナーに仕上げるのが流行っていますね。足のボリュームが少ない細い場合はそこそこ注入しますが、注入作業以前にシェルのボリュームを絞る加工も必至ではないかと思います。フォーム液はどこまで入れるかがテーマですね。

珍しいけど、FGプロのフォーミングインナー。数は少ないけど取り扱い。